Messyrecords通信 23-09

何か久しぶりに更新するような気がするけれど、まぁそういう時もある。

一体何をしていたのか思い返してみると、いつもの生活ばかりで、特段何もしていない感じがするのは、時間を浪費しているような気もする。

そうとも言い切れないぐらいに色々考えてはいるのだけれど、具体的な何かが無いのはやはり停滞していたのだろうと思う。

だから何だということではないけれど、質のようなものが下がっているのかもしれない。

• Anly - Taking My Time https://youtu.be/uXqpibnei9s

Anlyは沖縄出身のSSW。

若いのに、クラシックロックやR&Bの雰囲気があるように思う。

この曲もどこか懐かしいような、でも瑞々しい夏の歌という感じが良い。

2019年のリリースなので、だいぶ前のメモだったのだろう。

• EVISBEATS - Again feat. Chiyori https://youtu.be/t6PehStR9Ew?si=sPDqp_PD37WSy5Ez

EVISBEATSは奈良出身のトラックメイカー。

最近流行りの言葉で言うと、チル系のヒップホップということらしいけれど、そんなカテゴライズは雰囲気しか伝わらない。

Chiyoriは日本人のシンガーで精力的に活動されているようだけれど、この曲で初めて知った。

ちょっとエキゾチックな雰囲気の、夏っぽい感じが良いと思う。

• 宇多田ヒカル - GOLD～また逢う日まで～ https://youtu.be/u-8R5n54toE?si=8sOncWxEIEX_MeLp 

宇多田ヒカルについて説明は要らないと思うので省略。

新曲が発表されて、相変わらずのクオリティだと思ったのだけれど、何故か歌詞が理解できない自分がいて、とても不思議に思っている。

もともと、宇多田ヒカルの歌詞に共感はなくて、とても違う感覚や見方の言葉を紡ぐ人だと思っていて、だからこそシンガーとしての表現が面白いのだけれど、この歌詞は分かるようで分からない、何かを暗示しているようでそれが何なのか見当がつかない。

もし、吉本隆明が存命だったら、この歌詞についてどう思うのか聞いてみたい、なんて思った。

MVのロケ地は新宿西口のヨドバシカメラのある路地ら辺だけれど、あんなところでクレーンを使うとか凄いな、と感心した。

• STUTS - Mirrors feat. SUMIN, Daichi Yamamoto & 鎮座DOPENESS https://youtu.be/wdwzLaljOzw

新宿西口のMVで思い出したのがこの曲。

小田急ハルクの辺り、丸ノ内線改札の辺り、都庁前近くの地下道、ヨドバシカメラの前、歌舞伎町の前、大ガードの手前、辺りの路上だったり、どのシーンも見慣れた風景である。

STUTSは名古屋出身のトラックメイカー、SUMINは韓国のシンガー＆プロデューサー、Daichi Yamamotoは京都出身のMC、鎮座DOPENESSは東京出身のMC。

などと参加ミュージシャンを紹介しても、この曲の良さは伝わらない。

夜の新宿西口地下道の雰囲気と曲調、そして不安な感じのするリリックが相まって良いなと思った。

• Jeff Mills TR909 https://youtu.be/LRMd7GHK86E?si=B4JQQijbIRhMeXiE

9月9日はTR-909の日なので、TR-909使いのJeff Millsのこんな映像があった。

TR-909だけで聴かせる6分間、途中のブレイクが痺れるほどかっこいい。

• YONLAPA - I'm Just Like That https://youtu.be/jbhxT5imcaE?si=OxsFKI7xgNoFn8DR

何度も紹介しているけれど、タイはチェンマイのバンド。

たしかこの夏に来日公演もしていたと思う。

ドリームポップ風味の甘いメロディと、ビートを効かせたリズムが良いなと思った。

• The Chemical Brothers - Skipping Like A Stone ft. Beck https://youtu.be/nRtxogXp8sY?si=JsFfMblTTwZA2k3D

The Chemical BrothersはUKのテクノユニット。

90"sから活躍しているから、もう30年以上のキャリアだろうか。

Beckををフューチャーしている新曲。

MVに登場している石を投げる人は、水切り石の世界記録を持っているらしい。

• 星野源 - 灯台 https://youtu.be/m_gDAEJnCRA?si=S5oGtXeHlpweZKst

いまさら星野源について特に説明する必要も無いだろうけれど、日本のSSW。

新曲をラジオで耳にして、これは良いなと思った。

けっこうラフな弾き語りだけれど、こうでしかないような感じがする。

• רון ונטע ברזילי - האהבה אשר בינינו (מתוך סרטו של תומר היימן ״אני לא״ ) https://youtu.be/MWiIXtZZFgg?si=9HAje2hghs-wbSwf

ヘブライ語は読めないので、Google先生に聞いたら

Ron and Neta Barzilai - The love between us (from Tomer Heyman's film "I don't")

とのこと。

Netta BarzilaiはイスラエルのSSW。

ウッドベースを弾いているRonは良く分からない。

トマー・ヒルマン監督「I don't」という映画のワンシーンらしい。

何の映画だろうとリンク先のサイト

https://www.lev.co.il/movies/%d7%90%d7%a0%d7%99-%d7%9c%d7%90/

を観に行ったら、アスペルガー症候群の主人公の物語らしい。

地味な感じだけど、ちょっと興味を惹かれた。

映画の中で歌われる、The love between us とはどういう文脈なのか気になる。

それはそれとして、ほぼアカペラでベースと手拍子のみだけれど、歌自体が良い。

• Larkin Poe - Bad Spell (Acoustic)  https://youtu.be/Fod0SRamsEw?si=ju6KDid26gD4wA7J

Larkin PoeはUSAのナッシュビルで活動しているブルースを演る姉妹デュオ。

スライドで弾くドブロのソロがしびれる。

久しぶりに聴く泥臭いブルースも良いな。

さてそろそろ動き出すか。