Messyrecords通信 23-07

最近つまんないなという人は、つまらないと思ってる感受性の問題で、周りは何も変わってはいないという話があって、最近おすすめの音楽投稿していないのは、TwitterがXに変わったという環境の変化とは何の関係も無い。
そもそも、Twitterでおすすめの音楽をつぶやくことに、何か意味があるのかというと、プレイリストを作ってみることとあまり変わらない気もする。
だけど、プレイリストには何がしかの合目的性が漂っている。
何かのためのプレイリスト、誰かのためのプレイリスト、そういった雰囲気が漂ってしまうのはちょっと違うんだよね、と思いながら、10曲振り返ってみる。

  • Hania Rani – Dancing with Ghosts ft. Patrick Watson https://youtu.be/tP97_AQCldk
ポーランドのピアニストのHania Raniの新曲。
曲はアンビエントなピアノとシンセ、囁くようなボーカルが乗っているのだが、映像のダンスは激しい。
ダンスには詳しくないけれど、身体の使い方がすごいな、と思った。
意図的に曲とダンスのリズムがシンクロしていないし、動き続けるカメラワークもまた面白い。
最後に登場するして右に歩いてゆく女性がHania Raniだろう。
  • KOLINGA - Nguya na ngai https://youtu.be/zqLX3t9G6CA
フランスのネオソウルのバンド。
この曲はブレイクビーツとアフリカンなリズムに、アコースティックでアフリカの雰囲気のメロディや歌が乗っている。
曲自体が面白いのだけれど、曲のリズムに合わせて、5人のダンサーが踊って、音と映像がシンクロするのもまた面白い。
  • やくしまるえつこ と d.v.d - 時計ちっく https://youtu.be/X0KAb4WYk0Y 
相対性理論のボーカル、やくしまるえつこ氏の別プロジェクトの曲。
ちょっとクスッとする歌詞?ナレーション?と、テンポの良いリズムが面白い。
デジタル時計の秒表示を見ながら聴くと、確かに時計とシンクロしていて、時計と音と映像がシンクロしているのも面白い。
  • never young beach - らりらりらん https://youtu.be/TPwLl5hIG6E
never young bearchの新曲は、夜中の細野晴臣氏のラジオで聴いた。
昭和歌謡的な感じもするし、大瀧詠一氏のナイアガラの頃のような雰囲気もあるし、ボーカルの安部勇磨氏の歌い方が70'sの細野晴臣氏によく似ている。
言い方が悪いが、スカした感じのダサいポップやロックにはない軽やかさのようなものがあると思った。
  • Vieux Farka Touré et Khruangbin - Tongo Barra https://youtu.be/bVDRTYeGw6Q
マリのVieux Farka ToureとUSAのKhruangbinの競作。
Vieux Farka Toureの父はAli Farka Toureで、90’sからZero年代にかけて、アフリカンブルースの代表的なミュージシャンとして知られていた。
その息子が、テキサスのラウンジミュージックバンドのKhruangbinと一緒に演っていると見かけて、頭の中で想像がついたけれど、果たしてその通りの音であった。
なかなか相性の良い組み合わせだと思った。
  • Slowdive - kisses https://youtu.be/G9RpHfPyEx8
SlowdiveはUKのシューゲイザーバンド。
深いエコーの奥で響くるギターの音とボーカルが心地よい。
90'sに活動していたのに、当時は知らなかった。
というか、90'sは違う方向の音楽に向いていたっけ。
今更ながらになかなか良いなと思った。
  • 羊文学 - FOOL https://youtu.be/n7i_xQ7AooI
羊文学の名前も良く聞くようになったと思う。
シューゲイザーではないけれど、ギターの響きが美しい。
大音量で聴きたい曲だと思った。
そういえば先日、エレベーターの中で「森、道、市場」に行ってくると言ってた女性は、羊文学を堪能したのだろうかと思い出した。
  • Ben Harper feat. Jack Johnson - Yard Sale (Live From The Kitchen)  https://youtu.be/nQdQW3kwqak
Ben HarperもJack JohnsonもUSAのSSW。
フォークのようなハワイアンのような一曲。
ギターを弾ける人が羨ましい。
  • SAODAJ - Le Marin https://youtu.be/1rK2XmgOzig
SAODAJは仏領レユニオンの環インド洋音楽がコンセプトのバンド。
場所はこの辺
フォークというよりフォークロアで、アフリカ、インドというより東欧寄り(ロマ?)な感じもするし、ちょっと気味の悪い映像がまた雰囲気があって良いと思った。
夜中にそっと観れば、なお良かったかも。
  • Bombay Bicycle Club - Diving (feat. Holly Humberstone) https://youtu.be/k3p9bqv8PvU
Bombay Bicycle ClubはUKのバンド。
同じくUKのSSW、Holly Humberstoneとの競演。
ちょっとケルトっぽい雰囲気のイントロから、ブレイクビーツっぽいリズムが来て、デュエットはちょっとドリームポップぽくもある。
どことなく夏休みっぽい雰囲気もあって良いなと思った。

いよいよ夏になり、ちょっと夏っぽい曲も聴きたくなってきた。



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