Messyrecords通信 22-06
最近、フォークが気になった。
と言っても、60's、70'sのヒッピームーブメントやら反戦活動みたいな意識高い系なものとか、日本のニューミュージックの下敷きとなるような私小説的な世界を懐古するのではない。
オルタナフォークという、90年代ら辺からの流れがあるらしい。
そういう記事自体も、既に10年前の内容だったり、そんな新しくないプレイリストだったりするので、実際のところ盛り上がっているのか、良く分からない。
ともかく気の向くままに、音楽渉猟した10曲である。
- TARA JANE O'NEIL - "To Lull The Going" (Live at A Ship in the Woods 2018 in Escondido) https://youtu.be/vgmIHapangI
どことなく寄る辺の無いけれど、仄かに明るい感じがする。
- Linda Perhacs - Parallelograms https://youtu.be/jpkFXDXgQ9Y
1970年発表のアルバムが、2000年代に入って再評価されたという変わった経緯らしい。
初期Pink FloydのSyd Barretのソロ曲のようなサイケデリックな雰囲気もあるフォーク。
本職は歯科衛生士らしい。
- Sade - By Your Side https://youtu.be/C8QJmI_V3j4
この曲が入ってるアルバムは持っていない。
最近Boxセットが出たらしいのだが買えずにいる。
フォークでも無いけれど、落ち着いた感じのトーンが良いなと思った。
- Rhye - Song For You https://youtu.be/No9CLpAI1aI
こちらも落ち着いたトーンのミディアムの曲である。
並べて聴くと、全く異なっているのが良く分かる。
まぁ、どちらも良い。
- 板歯目 ‐ 沈む! https://youtu.be/hKsXnZO9_Jo
夜中のラジオで聴いた、板歯目。
高校生でデビューとか、才気溢れている。
パンクのようでもあり、不条理な詩でもあり、2周ぐらい回ったロックな感じがする。
- AJICO - 地平線 Ma https://youtu.be/D8B5WzbenSU
1stアルバムは今でも何度も聴き返す名盤だが、再始動後も相変わらず良いなと思った。(もう去年の事だけれど)
いまさら説明も必要ないと思うけれど、すごいメンバーなのにオルタナっぽい雰囲気が良い。
いまさら説明も必要ないと思うけれど、すごいメンバーなのにオルタナっぽい雰囲気が良い。
- 大象體操 Elephant Gym - 女巫 Witches https://youtu.be/bvB4r-hJmGQ
複雑なリズムに、ささやくようなボーカルが乗っている。
どうやら、シェイクスピアのマクベスの一節らしい。
なかなか面白い。
- Devendra Banhart - Kantori Ongaku https://youtu.be/WB5Gypm4fHo
Devendra Banhartはテキサス出身、ベネズエラ育ちでロサンゼルスで活動している。
浅川マキを敬愛しているらしい。
サビのところは明らかに日本語で「カントリー音楽、しかたがない」って歌ってる。
音だけ聞いてると、60's辺りのフォークロックっぽいけれど、冒頭から馬は小便を垂れ流してるし、貞子のようなダンサーが出てきたり、変なMVだ。
- Kikagaku Moyo - Gomugomu https://youtu.be/SJmmemTXpKc
幾何学模様は東京から。
ちょっとゆがんだ感じの音世界がサイケデリックで、かつ、ちょっとフォークロックっぽい。
変なイラストが夢に出そうだ。
- Polyphia - Playing God https://youtu.be/Z5NoQg8LdDk
Polyphiaはテキサスから。
最近聞かないな、と思っていたら新曲が出たらしい。
プログレッシブ・メタルというジャンルらしい。
とは言え、アコギのアルペジオから始まる。
複雑なドラミングと早弾きのギターのアルペジオが面白い。
メタルは様式美だと思っているので、これもまた美しいものがある。
メタルは様式美だと思っているので、これもまた美しいものがある。
たぶん最近のキーワード的にはフォークだったのだけれど、そこからまた離れたり戻ってきたりとめぐっていた気がする。
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