Messyrecods通信 22-05

世間は大型連休とやらだけど、今回の10曲はあまり関係はないと思う。
では
 
何となくカリプソが聴きたくて漁っていて見つけた。
カリプソCalypsoはトリニダード・トバゴTridad and Tobagoの音楽で、20世紀初頭辺りから大流行したらしい。
トリニダード・トバゴのカーニバルで大人数のスティールパンバンドで演奏するスタイルも凄いが、風刺のきいた歌詞も面白いらしいが残念ながらスペイン語は判らない。
カート・ヴォネガットの「猫のゆりかご」にも登場し、Ry CooderやVan Dyke Parksも演奏している。
とは言え、トリニダード・トバゴの音楽シーンも判らないので、手当たり次第に聴いていて、何となくこの曲が気に入った。
1945年にThe Andrew Sistersが歌って大ヒットしたらしい。
70'sの喜納昌吉の歌詞にも通じる皮肉が、ピリッと効いている。
Calypso Roseは1940年生まれのカリプソ界の大御所とのこと。
 
トリニダード・トバゴのカーニバルでは、スティールパンバンドのコンテストで大盛り上がりするらしい。
このバンドの詳細も判らないけれど、 メンバー全員で踊りながら盛り上がってて、すごく楽しそうだ。
一度生で見てみたいものの一つである。
 
The Speakeasies' Swing Band!はギリシャから。
いまどきSwingのリズムは、なかなかカッコいい。
歌声も何となく艶やかな感じがする。
 

Big Bad Voodoo GaddyはUSA・南カルフォルニアから。
同じくSwingのリズムで、スーツに山高帽に髭と、昔のダンディズムを身にまとっていて、こういうスタイルを徹底しているのも良い。
案外、自分が知らないだけなんじゃないかと思った。

最近よくラジオで聴くLizzoの新曲。
70'sのR&Bやディスコチューンからの引用・オマージュだらけで、細部でニヤッとしてしまう。
けれど、なかなか良いなと思った。
 
Holly HumberstoneはUKから。
PrinceのPurple Rainに入ってる80'sのキラキラナンバーが、感傷的な感じにアレンジされている。
これはこれで新しい感じがして良いなと思った。
 
4月29日に小坂忠氏の訃報が届いた。
心よりご冥福を申し上げます。
エイプリルフールというバンドをやっていて、ティン・パン・アレーをバックに「ほうろう」というアルバムを聴いてて、90'sにも「People」という渋いアルバムを聴いたぐらいだった。
「ほうろう」はどの曲も良くて、何度も聴き返す名盤だけれど、その中でも小坂忠氏を最初に聴いたのがこの「機関車」だった。
抽象的な歌詞なのに、エモーショナルな歌が、何とも良い。

Glim Spankyが、このCM曲を演っているのは知っていたが、2人のみで演奏しているヴァージョンがあった。
酒焼けではないが、声が似合いすぎると思う。
 
いつのメモだかわからないが、Lo MoonはUSAはLAから。
ちょっと感傷的過ぎる感じもするけれど、ちょっと良いなと思った。
 
French Kiwi Juiceは名前の通り、フランスから。
何日か前に新着で届いていた、短くかわいらしいメロディの曲だと思った。
時々、こういった曲も聴いて何かバランスを取っているような気がする。
気がするだけだけれど。
 
相変わらず脈絡もなく流れも無いけれど、なかなか面白かった。
まだまだ知らない音楽の世界がある。

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