Messyrecords通信 August, 2021

いつの間にかやってきた夏がさっさと去ろうとしているのに、 夏らしいこともせず、何だか非現実的で不条理な日々が過ぎていく。
季節感を大切にするのは、四季のある日本人の特徴なのだとかいう話も聞いたことがあるけれど、温帯気候であれば四季はあるんじゃないのかと思うし、その他の地域でも雨季と乾季やら、それぞれの季節感があるのではないだろうか。
ともあれ、終わりゆく夏に音楽を。
 
Lana Del Reyの歌うSummertime。
言わずと知れたジャズのスタンダードナンバーである。 
正統派とは違うけれど、なかなか聴かせる。

Summertimeと言えば、やはりJanis Joplin。
TVのライブ映像のようだ。
フィメールロックボーカルのお手本の一つ。
 
KokorokoはUKのジャズグループ。
ミディアムテンポのアフロビートが心地良い。
 
Sofi Tukkerはフロリダのデュオ。
Amadou & Mariamはマリのデュオ。
アフリカンなビートとちょっとチープな感じのエレポップの組み合わせが面白い。
 
Madboy/Minkはインドのムンバイのデュオ。
コテコテのインディアンポップでもなく、エキゾチックでファンキーでガレージ感があって面白い。
 
David GuettaはフランスのDJ。
夏の初めの頃に、何度もラジオで聴いた。
新曲なのに何だか懐かしい感じがするのは、最近流行りの感じなんだろうか。
 
SigalaはUKのプロデューサー。
この曲はCharlie XCXとの共作とのこと。
Rita OraはUKのシンガー。
この曲も何度もラジオで耳にした。
 
RhyeはカナダのMichael Miloshによるプロジェクト。
SADEを彷彿とさせる声とジャージーなトラック。
ラジオでかかって知った。
 
MoonchildはLAのトリオ。 
こういうのAORって言うんだっけか。
まぁ、ジャンルなんてあんまり意味は無いけれど、洒脱で落ち着いた感じの音が心地良い。
 
ODOLAは日本のトラックメイカー。
TAMTAMのKuroがゲストボーカルのこの曲を、Moonchildから連想した。
シニカルな歌詞をちょっと投げやり歌っているのと、音数が少なくて心地の良いトラックの組み合わせが面白い。
ちょっと不思議な空間は、山形のGuraという施設のラウンジホールのようだ。コチラ
 
YONLAPAはタイのバンド。
新曲は不眠症。
妖しくも懐かしい感じでとても良い。
 
HONNEはUKのデュオ。
日本語の「本音」に由来しているそうな。
どうしてだか、こういうメロディーに弱い気がする。
 
Naked Eyesは80'sUKのデュオ。
1stアルバムの冒頭のこの曲がBurt Bacharachの曲だと気づいたのは、20代も終わりの頃だった。  
Dionne Warwickのカヴァーである。
ちなみにこの曲の邦題は「僕はこんなに」。
そのセンスはよく分からない。
 
Japanは80'sUKのビジュアル系バンドの元祖であり、ニューウェーブのバンド。
こちらはSmokey Robinson & The Miraclesのカヴァー。
7インチシングルを持っていたので、歌詞カードでカヴァーであることは知っていたが、 後にオリジナルを聴いてキーの高さの違いや曲の雰囲気の違いに驚いた。
 
Siouxsie And The Bansheesも80'sUKのビジュアル系バンド、どちらかというとネオサイケだろうか。
The Beatlesのホワイトアルバムの2曲目をカヴァーしている。
当時はSiouxsie And The Bansheesもhe Beatlesも聴いていなかったが、ひょんな事でこのカヴァーの存在を知った。 
とはいえ、音楽専科という雑誌にシマあつこ氏が連載していた「8ビートギャグ」にSiouxsie Sueは登場していたっけ。
 
Cat PowerはUSAのシンガー。
この曲は80'sにHoney Drippersがカヴァーしていたけど、元々はPhil Phillipsが1957年に発表した曲らしい。
ギター1本の弾き語りで、夏の終わりっぽい感じがした。
なおCat Power本人は犬好きで、猫好きということではないらしい、というWikiの情報は本当なのだろうか。
 

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