Messyrecords 通信 January, 2021

年が明けたのであるが、新年の挨拶はもう一つのブログで行っているので、こちらでは行わない。
まるで何事もなかったように今月のまとめを進めよう。
 
まずは、正月休みにつらつらと、最近知ったバンドを振り返って観ていた。
YONLAPAはタイ・チェンマイのバンド。
ドリームポップっぽくもあり、サイケっぽい感じもする。
最近はラジオでも耳にしたっけ。
このMV、群馬か長野辺りのような気がする。
 
 
Khruangbinはテキサスのバンドで、70'sのタイのファンクに影響を受けてる、っていうプロフィールだけど、70'sのタイのファンク知らないし、そこは掘ってもしょうがない。
インスト中心だったけど、ちょっと唄も入ってくるようになったのかな。
このMVも日本のロケだけど、どこなんだろう?
 
 
Bombay Bicycle ClubはUKのバンド。
シューゲイザーっぽいような、サイケっぽいような、でもリズムがちょっと違う。
なかなかユニークな音を出すバンドだと思う。 
いつの間にかスキンヘッドになっていたのか。
 
 
Holly HumberstoneもUKのシンガー。
ご自宅の階段だろうか、ルーパーで声を重ねてコーラスにして、ギター1本の弾き語りである。
全くカメラに目線が来ないMV。
 
 
Men I Trustはカナダ・モントリオールのバンド。
ドリームポップというジャンルなのかな。
ノスタルジックな音とふわっとした歌い方が心地よい。
 
 
Dua LipaはUKのシンガーでモデル。
この曲もそうだが、あえての80's風味がハマっている。
低めの声に色気を感じるのは個人的な趣味だろうか。
 
 
Destiny Rodgersはカルフォルニアのシンガーでスケーター。
この曲では殆どが自然が写っているカットだが、仲間とスケボーをしているMVも多い。
若くて才能があるのは羨ましい。
 
 
Oumou Sangaréはマリ・バマコのシンガー。
ワスルというジャンルらしい。
EDMテイストのバックトラックも良いけど、アコースティックなバージョンもコブシや息継ぎといった歌のディテールが見えて面白い。

Sonia Sopranoはファドのシンガー。
Naufrágioはファドの古典的な曲で、日本でもちあきなおみが歌っている。
 
ファドはポルトガルの演歌じゃないかと学生の頃の友人は看過していたけれど、歌、というより唄、の力のようなものをファドからは強く感じる。
それは発声方法だったりコブシだったりするのだろうけれど、それぞれの唄、歌手の違いは千差万別で、共通する何かがあるようなのだけれどそれが何であるかを説明するのは難しい。
言葉も分からない歌を聴いても良いなぁと思うのはその唄の何かが“ある”からとしか言いようが無いんじゃないかとも思うのだけれども。
 
длбはアルファベット表記だとdlb。
たぶんロシアのバンド?ラッパー?で、ライブ配信映像だろうか。
トランス風なトラックに合わせて田舎の庭で何か大騒ぎしてる風な映像が、何だか2020年っぽい。
季節柄、虫が多いのか、女性MCが途中で蚊取り線香を取りに行ったり、無茶しやがる感じも面白い。
金鳥の蚊取り線香は、輸出されているのか、すごいな。
ロシアンEDMも気になる。
 
 
FKJはフランスのクリエイター。
French Kiwi Juiceの意味だそうな。
なんのこちゃ。
メロウなR&Bテイストがなかなか良いなぁ。
 

Blaq Diamondは南アフリカのラッパーユニット。
修学旅行のバスの中で意気投合して結成したらしい。
ラジオで紹介されてて知った。
アンビエントなトリップホップ的なトラックに、ちょっとアフリカっぽい感じなライミングやフローが載る。
若者が馬鹿騒ぎしている風な映像には、BMWに電子タバコにサッカー、MTB、ギャル風なメイクと、人種や国境は関係ないんだと思った。
あと、10年後に絶対懐かしくなる映像だろう。
 

Dub Libitumはスペイン・バレンシアのバンド。
というか、家族でやってるみたい。
曲の冒頭で、バレンシアからお送りするぜ、ファミリーミュージシャンだよ、と自己紹介している。
自宅のベランダっぽい映像といい、手作り感満載のラガ/ダブが良いな。
 
Era Istrefiはコソボ・アルバニアのシンガー。
Rhianaとの比較で語られるみたいだけど、全然違うと思う。
ミニマルなベースミュージックっぽいバックトラックとR&Bテイストな声がなかなか良いな。
今後、ちょっと気になる。
 
Salvatore GanacciはボスニアのDJ、Tommy Cashはエストニアのラッパー。
片やアディダスばっかり着ているDJと自称カニエ・イーストのラッパーのコラボ。
何かのフェスの映像のループシークェンスになってるMV。
変なの。
 
久しぶりにブルーズが聴きたくなって、Larkin Poe。
USAのジョージアの姉妹バンド。
ラップスティールのソロとかカッコいいな。
 
Samantha Fishはカンザスシティのブルーズ娘。
こちらもスライドギターをギュイギュイ鳴らしまくってる。
相変わらず良いな。
 
日本にもスライドギターを弾くブルーズシンガーがいる。
ブルーズの古典Rollin' & Tumblin'を、ギンギンに弾き語っている。
これは素晴らしい。

正月の休みには、Jackie Vensonの年越しライブ配信も観ていたっけ。
Jackie VensonはUSA・オースティンのブルースシンガー。
たぶん自宅配信なのか、ゆるい感じでなかなか良い。
 
何か聴きたいなという時に、関連から辿ることが多いけれどもその中から、気になるレーベルが見つかることがあって、Tru Thoughts Recordsもその中の一つ。
Sly5thAveはNYCのミュージシャンでPriceのバックバンド等でも関わっていた経歴らしい。
メロウなR&Bテイストが良いな。
 
Youtubeのおすすめに上がってきたので聴いてみた。
菊池成孔と小田朋美が関わっているユニットらしいけど、その辺の設定を説明するのが面倒なので省略。
 Smooth EscalaterってSADEのSmooth Operatorを引用してる?
夜中の新宿伊勢丹の中で撮影されたMVが、何か見たことある感じと見たことない感じが入り混じる不思議な印象だ。
 
Ana Popovicはセルビア・ベオグラードのブルーズ姐さん。
古いR&Bテイストのこの曲、ちょっと良いなぁと思って、歌詞も調べてみたら、お涙頂戴的な内容で良い。
ちょっと別の話だが、富士そばは店内で演歌しかかけない事で有名で、食べに行くといつも演歌を聴いている。
演歌の歌詞の設定はステレオタイプ的に決まったのがいくつかあって、そのヴァリエーションと言っても良いのではないかと思う。
ブルーズの歌詞も案外そんなもので、たわいもないことを繰り返していたり、しょうもないなという内容だったりするのだけれど、それが逆に涙腺に響くのかもしれない。
この曲が終わったらお別れね、私は自分の人生を行くわ、これはスローダンス、ロマンスじゃないわ、チャンスが無いことは分かってるでしょ?、スローダンスよ、寂しくなるわね、っといった陳腐な歌詞なんだけど、唄になると良いのは何でだろう?
 
何となく電グルの話題になって、電グルの曲の中でもマイアミ天国は一番好きな曲の一つ。
バックトラックはまりんがいた頃の90'sのEDMで、卓球と瀧の掛け合いになってる意味の無い歌詞が良いなぁ。 
90's当時、カラオケで歌ってもウケなかった。
 
CovetはサンノゼのYvette Youngが中心のマスロックバンド。
このまとめを書こうと思ったら、新曲がおすすめに上がってきた。
Yvetteのギターだけでもおぉっとなるけど、バンドとして音が絡み合うのも良い。
 
Elephant Gymは台湾・高雄のマスロックバンド。
華やかなベースと激しいカッティングのギター、クールでテクニカルなドラミングが絡み合って盛り上がっていくエモい感じが良いな。
Youtubeの概要欄によるとバンドから世界に向けての応援とのこと。
 
日常が忙しすぎてるけれど、そこそこ音楽は聴けた。
 

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