Messyrecords October, 2020

 10月の音楽紹介まとめ。
今月はあっという間に過ぎた気がする。
 
Eddie Van Halenの訃報があった。R.I.P.
この曲はシンセのイントロが印象的な「Jump」 の後のシングルだったと思う。
MVは演奏風景も含めて、カメラの前で馬鹿騒ぎしてるだけな感じ。
改めて観ると何パターンも衣装を替えていて、そこは凝ったのだろうか。
曲的にはサビのギターソロで盛り上げた後の、トーンを落とす辺りの感じがちょっと良いな。
HR/HM好きの友達に言わせると、Van Halenはポップスだって言ってた。
そんな話も80'sっぽい。

洋楽好きな友達と話をしてるうちに、バンドでもやろうかみたいな話になる。
互いの嗜好がまだあやふやなものだから、ジャンルとか難易度とか関係なくて、ちょっと良いなと思ったりすると、バンドスコアを入手してみたり。
ASIAのこの曲もそんな1曲。
練習してみると、初心者には、けっこう難しかったな。
70'sで充分キャリアのあったメンバーのスーパーバンドだから当たり前なんだけど、子供だからそんなのは分かっちゃいないんだな。
 
 
ロック史なんか良く知らないけれど、有名な曲は覚えてしまうものだから、弾けもしないのにギターがあると誰かがイントロを弾き出す曲。
当然、通して弾けない。
Deep Purpleのこの曲、結局どんな歌だったのかと思って調べてみたら、アルバム作りの時に起こった事件らしい。
アルバム作りのためスイスのモントルーへ行ったところ、Frank Zappaのライブ中にイカれた奴が照明にぶっ放してカジノが火事で全焼。
急遽、モントルーグランドホテルでRolling Stones所有の移動式のスタジオ機材を使ってアルバム作りをしたというエピソード。
炎上するカジノとレマン湖の上に漂う火事の煙、それがサビの「Smoke on the water, Fire in the sky」
改めて聴いてみると、渋い良い曲だと思った。
 
眠れない夜に引っかかった1曲。
Far East Movement、Chayeol、Tinasheはいずれもアジア系のアメリカ人、MashmelloもアメリカのDJ。
音的にもUSAテイストのEDM。
MVの風景も、実在しない中華圏のどこかの街っぽくて、すごく違和感があるけれど、嫌いじゃない。
90'sのサイバーパンク感もあるし。
そういやこれをTweetしたら、Mashmelloご本人からイイネが来た。
 
Roneはフランスのクリエーター。
ミニマルでアンビエント感があるのがアンテナにかかる。
アンビエントが聴けるのは、まだ眠くなっていない証拠。
MVのハイコントラストのモノクロのアニメは誰なんだろう。
何となく文明批判とシャーマニズムの主張があるような気もするけれど、それをCGにするのは倒錯してて良いんじゃないかと思う。
 
LORNはアメリカのクリエイター。
たぶんRoneからのハイコントラストのモノクロアニメからのおすすめ。
スローなブレイクビーツと歪んだ音色の持続音がダウナーな気分をさらに沈み込ませる。
眠れない夜にふさわしいんじゃないだろうか。
MVは未来の都市風景で恐らく葬式なんじゃないだろうか。
自分をデジタルの中に移植して、肉体を捨てる、という一連の動作のようだ。
眠れずに、同意も拒絶も憶えず、淡々と見ている。
 
Sébastien Tellierはフランスのクリエーター。
ハイコントラストモノクロアニメで繋がっている。
たぶんサンプラー音なんだろうけど、ちょっとアコースティックな雰囲気がある。
歌があって曲の構成があるせいかも知れない。
MVは歩く女性の尻の描写が延々と続くアニメは、どことなくユーモラスな感じがする。
まだ眠れないのだけれど、ちょっとダウナーな気分から抜け出してきてたんじゃないかな。
 

Bob MosesはカナダのEDMデュオ。
ZHUは中国系アメリカ人のクリエイター。
色はついているが深夜っぽいアニメ。
切迫感と流れるリズムが心地よい。
で、ようやく眠くなった。
 
Flumeはオーストラリアのクリエイター。
リズム的にはブレイクビーツ系、フューチャーベースとか言われてるみたいだけど、全然、ドライブしない。
つまり、リズムにのれない。
奇妙な感じがする。
Kaiはカナダのシンガーで、澄んだハイトーンが、ちょっとKate Bushの雰囲気もあると思った。
MVは抱き合う男女の姿なのだけれど、デジタルエフェクトで奇妙に歪んでいる。
どことなく悪夢の中の風景のような印象もする。
バックトラックの奇妙さとMVの奇妙なエフェクト、そこに澄んだヴォーカルという取り合わせが面白い。
 
tricot - 「10」予告映像 https://youtu.be/N61xxHff-hU
tricotは日本のバンド。
マスロック寄り?かなぁ。
アルバムが出るらしく、予告映像がおすすめに上がってきたので観たら、色んなホラー映画のオマージュに溢れていて 、なかなか良かった。
ホラー映画スプラッター映画が苦手な人は観ない方が良いね。
 
 
Dennis Lloydはイスラエルのシンガー。
ちょっとハイトーンめの男性シンガー。
良い声だと思う。 
スローなバラードなのに、いちいちファッキンファッキン言ってる歌詞は、惚れた弱みみたいな感じ。
どうでも良い事だけど、MVでナイスバディな美人さんにうざ絡みされるのは、ちょっと羨ましいぞ。

Halseyはアメリカのシンガー。
ちょっとハスキーな響きの入る声も良いなと思った。
オリジナルはエレクトリックなバックトラックに歌っているが、このピアノ1台で歌ってるヴァージョンの方が歌と声の良さが活きていると思う。
あと、オリジナルのMVは、新宿ロケでレズビアンな感じ。
 ご興味があれば。
 
Bombay Bicycle Club - How Can You Swallow So Much Sleep https://youtu.be/MgvBmEmtF-I
Bombay Bicycle Clubはインドの…、ではなく、UKのバンド。
インド料理のチェーン店の名前から取ったそうな。
歌い方もギターの感じもアシッドフォークっぽい感じから、ブレイクビーツ風なドラムが入って、サビもなくサイケデリックな感じに終わっていく曲。
ポップでありながらちょっとひねくれている、なかなか面白い音を出すバンドだと思う。
MVのクレイアニメもちょっといい。

今月は疲れている感じがチョイスにも出ているな。



 
 
 
 

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