スマホを忘れた日

今朝、スマホを家に忘れた。
正確には駅に行く途中で、忘れたことに気づいたが、取りに帰る時間が惜しかったのでそのまま一日過ごした。
いまやスマホにアプリを詰め込んで、情報取得も、連絡の取り合いも、ゲームも、買い物も、何でもスマホ無しには生活できないようになってきている。
だからこそ、ちょっと持たずに出かけてみようかと思った。
だいたいちょっと喋りすぎているし、訊かれてもいないことを曝け出しすぎだし、下らないことを検索しすぎている。
スマホが無い一日がどんなものか、ちょっと試してみた。
まず、10m先まで行くと見えなくなってしまいそうな、ものすごい濃霧だったのに、スマホがなくて写真が撮れなかった。
天気予報を見ようと思ったがスマホがない。
電車に乗ってからは、スマホを見ること無く、読書が捗った。
会社に行くまでにお茶を買うのだが、スマホで払えない。
仕方なく現金で払ったら、レジの調子が悪く、店員さんの手を煩わせてしまった。
(この店員さんに覚えられているのか、いつもは何も言わず電子マネーの画面を出してくれる)
朝から夜まで、SNSでのやり取りも、ゲームも一切なし。
ちょっと仕事が早く終わったので、ちょっと呑みに行こうかと思ったが、SNSにアクセスも出来ず、まっすぐ家に帰る。
無いなら無いなりに、一日を過ごすことはできる。
そして何だかちょっと新鮮な一日なのだが、ちょっと味気ないことは否めない。
無くてはならないとは思わないが、あったほうが断然楽しく過ごせる。
もっと抜き差しならない不便さや、圧倒的な開放感でもあれば、もうちょっと面白い記事になったかもしれないが、まぁ、そんなものだ。

捗った読書はコチラ。

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